愛の教育


  
カトリック幼稚園のカトリックとは、普遍という意味があり、全ての人、全てのものを大切にす
    
    る「愛」というものを基本にしています。

  一人一人が持つ個性や能力を伸ばし、人への優しさと思いやりの心を育て友達と関わってい

    く中で、幼いながらも上下のつながりを感じ、上の子は下の子の世話を進んで行い、下の子は

    大きくなったら「世話をしてあげたい」と自然に思えるような気持ちになります。

    また、友達とたくさん遊ぶことにより、人との触れ合いの中で将来の人間関係の基礎となる心

    を育てていきます。

  ●子どもたちの目の前に起こる様々な経験を通して色々な感動を味わい、より豊かな心に成長

    します。このように穏やかな心,素直な心、優しい心など愛の心が人と人をつないでいきます。

    家庭や地域社会と連携を図り、子どもたち一人一人が自分の持っている力を十分発揮できる

    よう環境を整え、神様と自分の周りにいる人にいつも「ありがとう」といえる子供に育てます。
  
  
 心の教育

   「心は働かないかぎり、そのありかが分からない」 ・・・ 
トーマス・マートン

   心の教育は心が最も感受性に富んでいる時に始めなければならないと考えられています。

   教育と訓練という働きは、子どもが幼児の頃から始めなければなりません。

   なぜなら、この頃は心が最も感じやすく、与えられた教訓が記憶に残ると思われるのが幼児期

   だからです。

  ●色々な教具や遊具に触れ、五感に与えるものを心で脳に感じ取り、教具等を通してグループ

   活動をすることにより、友達が考えるのに時間を要した時「早くして欲しい」と思っても「一生懸

   命考えているから待ってみよう」と感じ、思う「心」が芽生えてきます。

  ●神様の教えを通して異年齢、同年齢の友達と触れ合う中で、姿・形が違うように、皆が自分と

   同じ思い考えでないこと、それらを理解しようとする「心の働き」が養われてきます。

   両親には愛され、常に見守られていること。また、自分の周りにはたくさんの人達が関わり、
 
   大切にされていることを、祈りの折々の中で感謝し「自分を大切に思う心」を養っていきます

   愛の教育・命の教育・心の教育は人間として、人格を持つものとして、一つにならなければなら

   ないと考え育てていきます。

 




                     
  
  
  
教育理念

  佐賀カトリック幼稚園はキリスト教精神に基づき、よく配慮された
  
  環境の中で、保育者と子どもの関わりにおいて自立心を養い、心身

  ともに健全で社会の中で適応性を持って生活できるように育成します。

  子どもの中に秘められている尊い芽が神に創られた目的に沿って成長し、

  開花できるように子供の自由を尊重し、援けることに努めます。

  豊かな英知も優しい愛も、健全な身体の育成も、幼児の時代から未来へ

  と、しっかりとつながっています。このつながりを「つながりの教育」

  として、人間形成の根本である幼児教育を通して、カトリックの愛の精神
 
  に基づく人間教育を目指し、教育を進めてまいります。

  幼稚園教育の重要性

  幼児期の教育では、広い意味で家庭と幼稚園が手を取り合って、一人ひと

  りの基本的な人格の形成を促すことが大切です。

  幼稚園は家庭生活を基盤としながらも家庭で経験できない社会,文化、自

  然などに触れる環境を提供し、幼児の自立に向けた基盤を育成する場です。

  そして、幼稚園において幼児が遊びや保育の中で主体性を発揮し、同年齢,

  異年齢の友達と交わり、社会性、協調性、責任感を少しずつ学び、生きる

  喜び、思いやり、いたわり、感謝など(これら貴重な体験が生きる力の基

  盤となるので)を味わえるために必要な環境と適切な援けを幼児一人ひと

  りに充分に与えられるように配慮することが何より肝心です。


  
教育方針と目標

 (1)子どもたち一人一人が神様から愛されていることに気づき、他者と自

    分を大切にすることを学びます。

 
(2)基本的生活習慣を身につけ、一人一人の個性を伸ばし、自分で考え、

    行動できる感性豊かな人に育てます。

 
(3)異年齢保育の中で異年齢時との関わりを持ち、他者への感謝と思いや

    りの心を育てます。

 
(4)教具や遊具、自然に触れることにより、秩序感の敏感期、感覚の敏感

    期、運動の敏感期を大切に見守り、知性への働きへと導きます


  
  
子どもの個性を伸ばし、異年齢保育により発達段階に応じた保育をします。

   <
3歳児
   日々の生活習慣を徹底させ、仲間作りができるようにさせ、生活意欲を
   
   高める。

   <
4歳児
   生活習慣の徹底を図るとともに、意欲ある生活態度が身につくように

   援ける。また、年長者への尊敬と年少者へのいたわりの気持ちを涵養し、
 
   仲良く交われるように育成する。

   <
5歳児
   年長者としての自信を持ち、年中・年少者の良き助け手として責任ある
   
   生活態度が身につくように援ける。
  

   
教師の役目
   
   子どもの中には自らを成長発達させるプログラムと力が備わっています
  
   教師は、子どもの発達段階や興味に応じて環境を整えてあげるのです。

教  育